ひとりごと

意味があったりなかったりします

コーヒー

ほぼ毎日飲んでいるコーヒー。カフェインを控えようと思っているのに、ついついカフェに入っちゃう。

なんかシャレみたいになっちゃった。カフェインってカフェにイン(in)するって意味。だから、カフェに入る。いきなりなんの解説だよって感じ。

「カフェ」ってそもそも「コーヒー」って意味だしね。カフェに入ってコーヒー頼まないのもなんだしね。

そんなわけで、よくカフェに入る。仕事のお昼休みには近くのカフェに行くことが多い。それは本を読みたいから。少しでも読み進めたい小説があるときは、職場の休憩室じゃなくて外に出る。つまるところコーヒーは本のためなのよ。

コーヒーがあるところには本がある。家でもコーヒーを飲むときは読書するとき。

砂糖もミルクも入れずブラックで飲むことが多い。例外としてコメダコーヒーは、砂糖を入れてミルクたっぷりが推奨されているから、その通りにしているけども。

中学生くらいからブラックコーヒーを飲み始めるようになったと思う。

家ではスタバの挽かれた豆を買ってきてドリップして飲んでいた。両親、兄弟の分を含めて淹れていたから4杯分くらい。コーヒーメーカーにイタリアンローストを専用スプーンで人数分掬い、隣にお水をたくさん注ぐ。家族で誰かがコーヒーを飲みたくなったら、その人が他の人にも聞いて周り、コーヒーを淹れるというシステム。

コーヒーの気分じゃなくても、誰かが「コーヒー飲む?」って言ってきてくれる。不思議なことに聞かれると、うん、と答えてしまう。あれ、コーヒー飲みたいかも、って気持ちがひっくり返っちゃう。

誰かに聞かれてから飲むコーヒーは受け身のコーヒーだと思う。自分から飲みたくて淹れるコーヒーにはこだわりがあるけれど、受け身のコーヒーにはあまりこだわりがない。

だからなんとなく飲んでいた。「はい、淹れたよ」という合図とともに、コーヒーカップの中に浮かんだ真っ黒な液体を、躊躇なく胃に流し込んでいた。

砂糖とミルクは、入れない。出来上がったものをそのままいただくスタイル。それが受け身コーヒー。

きっと今日も誰かがコーヒーを淹れてくれるだろうと、なまけものになりきった私は、受け身コーヒーばかり飲むようになっていた。

砂糖とミルクを入れることすら怠け始め、それが定着したからブラックコーヒーを飲むようになった。

 

2022.5.13