視力
目が悪い。おそらく裸眼の視力は0.04くらいだと思う。昨年メガネを変えたときは、さらに度を強くしたなぁと強烈にわかるくらいだったのに、今そのメガネをかけていると、もう少しよく見えてもよかったのではないかと思ってしまう。
そのくらい視力が落ちたってことなのだろうか。
普段はコンタクトを使用しているから、日常生活で目が見えにくいと困ることは今のところない。右目は強い乱視もあるけれどコンタクトで軽く矯正していたりして、今はそこまで気にならない。
メガネやコンタクトやレーシックや眼内レンズがあり、視力に関して不自由を被ることは現代はほぼないと思う。でも矯正器具が何もなければ、家の中で生活するのも不便だ。ましてや健常者全体で作られた社会に出ると、目が見えないと何もできない。それにきっと怖い。
健常者の定義が決められていなさそうだけれど、健常者が暮らしやすいような世の中になっている。障害の有無、病気の有無、体質の有無、その全てがそうだ。
身体的なことだけでなく、価値観やサービスは多数(と思われる)ものが提供されている。
朝井リョウさんの「正欲」の話を思い出した。電車の吊革広告やショーウィンドウのディスプレイは普通の人向けにある。そのほかの事業やサービスも全て。
少しでもそれから外れると不便で困ってしまう。身体的なことだけでなく、精神的なことも。
大きな世の規則正しい流れは誰が作ったんだろう。一方通行の流れるプールの世に入って、流れの通りに浮いていれば静かに目立たず過ごせるのかもしれない。でもそんな人いるのかな。
流れに逆らったり、流れるプールから出てしまった(あるいは外力により弾き出された)り、これも生きるストレスだけれど、流れるプールの秩序の中で抵抗なく綺麗に流れるのも、力に反発していなさそうでこれもストレスなんだろうな。
2022.6.5